第36回広島お人形供養会-平成29年10月20日
平成29年10月20日(金曜日)、昨日までの肌寒い日々から一転、穏やかな秋晴れの中、36回を迎えた広島お人形供養会が開催されました。
まずは、当店およびたむら人形、人形の和光の広島人形専門店会に人形をお預けされた方に、供養が無事終了したことをご報告いたします。
持ち込みや配送により届けられたお人形は、19日に多聞院本堂に持ち込み、一体一体を並べて供養会を迎える準備をしました。
20日供養会の当日は朝早くから、供養のお人形を持ち寄られ、引き続きご参列されました。
広島お人形供養会は朝10時から導師入場から始まり、読経、お人形へのねぎらいの言葉、お焼香が行われ、住職からのお説法があり、無事終了しました。
参列者は、70名を超える方々がご参列されました。
供養の人形は、およそ12,000体ほどが集まりました。事前の持ち込みは多かったものの、供養会当日の持ち込みは例年より少なかったように思えます。70年以上前の人形と思われる古びた雛人形や、古びた様子もなく大きく立派な大鎧の五月人形、木目込み人形、座り武者人形、張り子の虎、フランス人形、二人だけの親王飾り、市松人形、顔に落書きがある人形や新旧様々なぬいぐるみ、鯉のぼりなどが持ち寄られ、並べて、お別れいたしました。近年ではあまり見られない七段飾り用の15人揃いが多く持ち寄られていました。今では三段飾りや収納飾りにその主役を譲っていますが、昔は七段飾りが中心でしたので、時代の流れを感じます。9時40分頃が一番込み合いましたが、供養会は滞りなく行われ、無事閉会いたしました。ありがとうございました。
下は、第36回広島お人形供養会の様子を撮ったスナップ写真です。
撮影:十二段屋 池村(平成29年10月20日、多聞院にて)