2022年第41回広島お人形供養会-令和4年10月20日
諸事情により広島人形専門店会が広島お人形供養会を主催できなくなったため、2025年10月20日のお人形供養会が開催されるかわかりません。わかり次第、掲載します。たむら人形、人形の和光、十二段屋での供養のお人形事前受付が無くなります。
2022年10月20日(木曜日)、少し肌寒い秋晴れの中、41回を迎えた広島お人形供養会が開催されました。
まずは、当店、たむら人形、人形の和光の広島人形専門店会及び多聞院にお人形をお預けされた方に、供養が無事終了したことをご報告いたします。
19日にお人形を満杯に積んだ車で4回も往復し(たむら人形さんと和光さんも何度も)、多聞院本堂に持ち込み、供養のため預けられたお人形一体一体を並べて供養会を迎える準備をしました。
量が多くなったため昨年より時間がかかりました。19日に持ち込みついでにお手伝いしてくださった方、ありがとうございました。見つからなかった緑の兜ですが、それらしいのを見かけたので写真を撮って一番下に載せています。
20日供養会の朝8時30分前から、当日持ち込みの人が、お越しになられました。8時30分に広島人形専門店で集合しますので、あまりに早いと受付する人がいません。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多聞院本堂内では密にならないよう配慮した座席配置にしましたが、想定していない空きスペースも埋まり、結局かなり詰まってしまいました。密にならないような判断は各自でお願いします。
朝10時から導師入場から始まり、読経、お人形へのねぎらいの言葉、お焼香が行われ、住職からのお説法があり、無事終了しました。
供養の人形はおよそ15,000体以上、昨年以上にお人形が集まったとそれぞれから報告がありました。雛人形を中心に、日本人形、五月人形の兜や大鎧や武者人形、お土産物などの民芸人形やこけし、大小さまざまなぬいぐるみ、だるまやフランス人形等すべてのお人形を、並べて、お別れいたしました。雛人形は七段に使われる十五人飾りが多いかったです。お人形のサイズが大きいものが増えてきています。また例年に比べ市松人形やフランス人形が多いと感じました。供養会は滞りなく行われ、無事閉会いたしました。
下は、第41回広島お人形供養会の様子を撮ったスナップ写真です。通路がご参列スペースになってしまし、撮影のために動き回ることがまったくできませんでした。そのため供養会中の写真がわずかです。ご了承ください。
※次回からの改善点がいくつかありますのでご協力ください。
- 過去にない持ち込み時の段ボールで本堂横のスペースが埋まってしまいました。段ボールで持ち込まれると折り畳んでも非常にかさばるため、供養のお人形はビニール袋か紙袋でお持ちください。
- 19日に多聞院に持ち込まれた方はお人形をご自身で並べてもらった後、一緒にお手伝いお願いします。
- 今後、木彫の熊・動物の剥製は受け付けません(ご自身で処分するか、思い入れがある場合ご自身でお近くのお寺で供養等をお願いしください)。お人形を供養するための会ですのでご了承願いします。
- 持ち込みの際、お人形を包んでいる場合は、包みを解いてから受け取ることとします。大事にされていたお人形とは思いますが、並べる際に非常に時間がかかるためご了承願いします。ごみ減量のため包みはお持ち帰りください。
- 埃だらけのぬいぐるみやお人形は拒否します。埃だらけのぬいぐるみは一旦持ち帰ってもらい洗濯後再度持ち込んでもらうこととします。お人形は自宅に持ち帰ってもらって埃を払ってから再度持ち込んでもらいます。
五月人形は櫃付きで持ち込みされると、並べる際に箱から出さずにその上に他のお人形を並べてしまう場合がありますので、お櫃無しで持ち込みされることをお勧めします。
また、お人形は段を作って表面だけ並べているのではありません。お人形には申し訳ないのですが積み上げてこんな形になってしまっているので、預けたお人形が見当たらない場合は、下の方に埋もれています。自分の持ち込んだお人形がどこにいるのか気になる方がいらっしゃいましたら19日のお昼から夕方にかけてお持ち込みください。自分の持ち込んだお人形の場所がわかるようにご自身で並べていただくことになりました。その後、別の方々がお持ち込みされるお人形で埋もれてしまうかもしれませんが、その場合はご了承ください。
撮影:十二段屋 池村(2022年10月20日、多聞院にて)