広島お人形供養会
諸事情により広島人形専門店会が広島お人形供養会を主催できなくなったため、2025年10月20日のお人形供養会が開催されるかわかりません。わかり次第、掲載します。たむら人形、人形の和光、十二段屋での供養のお人形事前受付が無くなります。
広島お人形供養会概要
人形供養を地元の広島人形専門店会が主催して、毎年10月20日(曜日に関係なく)広島市南区の比治山(ひじやま)にある多聞院(たもんいん)で行なっていました。
今まで一緒に過ごしてきたお人形に感謝し、そして昔の楽しい思い出を胸にしまってお別れをします。雛人形や五月人形は、その子が成人するまでのお守りです(降りかかる厄をかわりに受けてくれるといわれています)。成人しても毎年、自分の楽しみで飾るのは良いことですが、長い間箱の中に閉じ込めておくのは、感心しません。そんなかわいそうな人形は感謝の気持ちを込めて、供養をしてあげてください。
供養のために集められたお人形は、多聞院の住職さんにお経をあげてもらい、参加された方々にはお焼香をしていただきます。 その後、昔は焼いていたのですが、環境問題のこともあり今では専門の業者の方に引き取ってもらっています。
供養会当日は朝9時30分から受付で、10時に開会します。供養申し込みをしない方でも参加できますので、ぜひおいでください。
- 名称 - 広島お人形供養会
- 目的 - 役目を終えた『厄災を代わりに受けてくれるといわれているヒトガタのお守り』をねぎらい供養すること。人や物、自分が在ることを今一度思い出し感謝すること。
- 内容 - 多聞院住職による読経と参列者の焼香、住職の説法など。
- 場所 - 多聞院(広島市南区比治山)
- 開催日時 - 毎年10月20日午前10時から開会。30分程度。
- 供養可能な範囲 - 雛人形、日本人形、五月人形、ぬいぐるみ、木彫り・陶器の人形、こけしなど人または生き物の形を模し、身代わりとして大切にされてきた、もしくは思い出の沢山詰まった捨てるに忍びないもの。(→供養する人形に関してのお願い)
- 供養対象外 - ガラスケース、付属のお道具類、飾り台、屏風などは持ち込まないようにしてください。
- 受付日時
- 10月20日(供養会当日)、午前9時30分から10時まで多聞院にて受付(下記の当日、お人形供養会に参列される方へ参照)。
- 事前持ち込み、事前配送受付は下記の人形供養会に参列できないため、事前持ち込み及び配送で人形供養をご希望の人へ参照。
- 歴史 - 昭和57年より上記の場所、開催日時にて毎年行われています。
主催 - 広島人形専門店会
多聞院 - 広島市南区の比治山にある寺院。毛利氏が郡山城下吉田に建てた真言宗の寺院です。広島城築城とともに三滝山麓に移され、さらにこの地に移されたのは慶長9年(1604)、福島氏の時代です。このお寺の鐘楼、十三塔は奇跡的に原爆による破壊を免れました。境内には「日本外史」を著した頼山陽(らいさんよう)の一族の墓と儒学者で浅野藩に仕えた植田艮背(うえだこんぱい)の墓があり、いずれも県指定の史跡となっています。
供養する人形に関してのお願い
広島お人形供養会では、供養会当日に持ち込みでの供養の人形をお受けしている他、供養会に参列できない方のために広島人形専門店会のお店に、事前持ち込みか配送でお受けすることもできます。その際には以下のお願いをお守りください。
- 大事にしていた雛人形・五月人形・羽子板・博多人形やぬいぐるみだけにしてください。ゴミ感覚でなんでもかんでも供養にもってこられる方がいらっしゃいますが、その場合はお受け取りできません。
- お受けできるもの - 埃をはたいて綺麗にしたお人形。雛人形・兜・鎧・鯉のぼり・羽子板(ケースはダメ)・フランス人形・日本人形・博多人形・ダルマ・民芸のお人形・こけし・埴輪・抱っこ人形・這い子・市松人形・武者人形・張り子のトラ・洗ったぬいぐるみ
- お受けできないもの - 埃を被ったお人形・ガラスケース・人形のお道具・飾り台・屏風・雪洞・お花・剥製・木彫の熊・仏像・神像・お守り・絵馬・破魔矢・七福神・大黒様・恵比寿様等
- お人形にとって最後のお務めとなります。必ずきれいに埃を払ってからお持ちください。埃をかぶったままのお人形はお受けできません。ぬいぐるみは洗濯してから持ち込んでください。
- お人形やお顔を包む紙や布は、事前に外してから持ち込んでください。お人形は大きなビニール袋か紙袋に詰めてくだると助かります。ビニール袋を硬く縛ると余計な手間がかかります。結ばないかすぐにほどけるようにしてください。ものすごくかさばるゴミになりますので段ボールでの持ち込みはやめてください。
- お人形を供養するためのお人形供養会です。神社のお守り札や仏像・神像・干支の置物など、寺院で行われるお人形供養会に並べるのにふさわしくない物はご遠慮ください(神社でお祓いするべきものは神社へ、寺院にお願いするべきものは個人で寺院にお祓いを申し込んでください)。七福神・大黒様・恵比寿様等を持ち込まれる方がいますがお受けできません。
- ガラスケース入りの人形は、ご自宅で木づちや金づちを用いてケースの枠を叩いて外し、中の人形だけを取り出してお持ちください。ケースから取り外す作業を、持ち込み先の店の中や店の前で行うようなことはしないでください。
- ガラスケースや、お道具類・屏風・飾り台・雛人形の持ち物などは各自、各自治体のルールに基づき、ご自宅でごみとして廃棄してください。分別作業を、持ち込み先の店の中や店の前で行うようなことはしないでください。
- あまりにも個数が多い場合はお受けできません(業者の持ち込み等)。お近くの神社・寺院に直接お願いしてください。
供養料について
みなさまからの供養料で、供養会を引き受けてくださる多聞院さんへのお礼と、供養を終えた後の人形の引き取り料をまかなっています。
- 1体あたりいくらという設定はありませんが、1体でも複数でも3,000円以上のご協力をお願いしています。供養を行ってくださる多聞院さんへの感謝の気持ちをお包みください。当店への心づけは不要です。
- 供養料は必ず封筒に入れてお越しください。表に『供養料』と書いて、裏には名前と住所の記入を願います。もったいないので、のし袋でなくて普通の白封筒や茶封筒で結構です。
- 多聞院さんへそのままお渡ししますので、財布を出して供養料ですとお金を置いていくのはおやめください。
当日、お人形供養会に参列される方へ
お人形供養会は、毎年、曜日関係なく10月20日の午前10時から比治山の多聞院にて開催されます。年1回ですので、お間違え、お忘れの無い様、お願いします。10月20日の供養会当日、午前9時30分から午前10時半頃まで、供養する人形の持ち込みを多聞院本堂にて受け付けています。当日の人形供養会は、持ち込みも含めて予約・連絡など不要です。受付は9時40分頃が混み合います。供養の人形に関して、供養する人形に関してのお願いを守ってください。供養料は多聞院本堂内に設置した受け付けでお渡しください。また、事前に広島人形専門店会や多聞院に持ち込み、当日は参列のみでも大丈夫です(受付期間があります)。
※会場に段ボールで持ち込まれた場合、段ボールはお持ち帰りください。またお人形以外の付属品等を一緒に持ち込まれてもお受けできませんのでお持ち帰りください。
供養を依頼される方はもちろん、依頼されない方も供養会にご参列ください。車でお越しの場合は、限りがありますが境内には数台分の駐車スペースがあります(駐車場が満杯になる場合もございますのでご注意ください)。檀家用の駐車スペースも供養会のためにある程度開放してもらえます。前もって広島人形専門店会に供養依頼(持ち込みもしくは配送)をし、当日、参列されても大丈夫です。公共機関は、広島駅~宇品港間を走る5番電車が便利です。ほぼ目の前のに比治山下の電停があります。下の地図は、多聞院周辺地図です。
多聞院入り口です。電車通りから入って左手すぐにあります。
多聞院本堂で開催されます。本堂を入って左手で受付をしています。受付けまで供養希望の人形をお持ちください。
当日参列できないため、事前の持ち込みをご希望の人へ
※10月5日以降にならないと供養の人形は、お預かりできません。事情があっても例外はありません。
供養する人形の持ち込みの場所は下記の4か所です。お店ごとに受付できる曜日・日時が異なりますのでご注意ください。また、十二段屋以外のお店への持ち込みの場合は、事前に持ち込み先に連絡確認してください。
【お願い】毎年、十二段屋に持ち込みが集中してしまい管理・搬送がすごく大変になってしまうので、できることなら人形の和光さん、たむら人形さん、多聞院さんに振り分けて持ち込んでいただけるととても助かります。
供養する人形に関してのお願いをお守りください。供養料として必ず封筒に入れ、供養する人形と一緒にお渡しください。
人形の和光(TEL082-293-6789) 広島市中区土橋町6-2[10月5日~10月17日、18日は午前中のみ(18日が日曜の場合16日まで)土日祝休み・事前に電話で連絡してください]→人形の和光供養会案内ページたむら人形(TEL082-291-0457) 広島市西区観音本町2-9-30[10月5日~10月17日、18日は午前中のみ(18日が日曜の場合16日まで)土日祝休み・事前に電話で連絡してください]→たむら人形供養会案内ページ十二段屋(TEL082-559-3123) 広島市中区昭和町11-21[10月5日~10月17日の10時から16時まで、18日は午前中のみ(18日が日曜の場合16日まで)土日祝休み]→場所は十二段屋への道案内を参照ください。※十二段屋へは持ち込み前の事前確認は不要です。車でお越しの場合は、店の前に停めて人形を持ち込んでください。十二段屋に集中して負担がひどいため、上記の人形の和光・たむら人形に分散してくださると助かります。- 多聞院 広島市南区比治山町7-10[10月14日~10月19日の10時から16時まで]
※供養する人形を引き取りに行くことはしておりません。引き取りご希望の方は日本人形協会が行う人形感謝代行サービスが便利だと思います。
事前の配送をご希望の人へ
※10月5日以降にならないと供養の人形は、お預かりできません。事情があっても例外はありません。
供養する人形に関してのお願いをお守りください。お受けできないものが入っていた場合、着払いで返送します。供養料は荷物の中に入れてお送りください。
十二段屋への配送は10月5日~10月17日、18日は午前中必着のみです。土日祝に到着しないようご配慮ください。荷物到着を前もってお知らせいただく必要はありません。期間を過ぎて到着する荷物はお受けできませんのでご了承ください。以下は配送の送り先としてご記入ください。
宛先:株式会社 十二段屋
住所:広島市中区昭和町11番21号
電話番号:082-559-3123
郵便番号:730-0046
配送時には、送り状の備考欄に『人形供養申し込み』とご記入ください。
広島以外の地域で人形供養ご希望の方は、まず近くで人形供養が行なわれているかどうか調べて(→全国の人形供養)、行なわれているようならお近くの供養をしているお寺や神社でお願いします(当方では供養の人形を並べるため許容量があります。ご理解ください)。
人形供養はお願いすればお近くのお寺でも個別にしてもらえるはずです。時期を逃してしまった場合はご近所のお寺に相談してみてください。また、常時受付をしているお寺もありますし、人形協会も年中受け付けています。
広島お人形供養会の報告
第43回広島お人形供養会(2024年10月20日)
肌寒くなった秋空の下、多聞院住職と広島人形専門店と160名以上の参列希望者にてお人形供養会を行いました。供養の人形は雛人形を中心に日本人形や市松人形など10,000体以上、多くのお人形が集まりました。
第42回広島お人形供養会(2023年10月20日)
あいにくのしとしと雨模様の中、多聞院住職と広島人形専門店と150名以上の参列希望者にてお人形供養会を行いました。供養の人形は雛人形を中心に日本人形やフランス人形などおよそ16,000体以上、多くのお人形が集まりました。
第41回広島お人形供養会(2022年10月20日)
少し肌寒い秋晴れの中、多聞院住職と広島人形専門店と100名以上の参列希望者にてお人形供養会を行いました。供養の人形は雛人形を中心に日本人形やフランス人形などおよそ15,000体以上、多くのお人形が集まりました。
第40回広島お人形供養会(2021年10月20日)
朝冷えで肌寒い中、多聞院住職と広島人形専門店と80名ほどの参列希望者にてお人形供養会を行いました。供養の人形は雛人形を中心に日本人形や五月人形などおよそ15,000体以上、今までで最も多くのお人形が集まりました。
第39回広島お人形供養会(2020年10月20日)
さわやかな秋晴れの中、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、十分な換気と適度な距離を保ちつつ、多聞院住職と広島人形専門店とごく少数の参列希望者にてお人形供養会を行いました。供養の人形は雛人形を中心に日本人形や五月人形などおよそ10,000体ほどが集まりました。
第38回広島お人形供養会(2019年10月20日)
さわやかな日曜日、150名以上の方にご参列いただきました。朝早くからご参列いだたき、ありがとうございます。供養の人形は雛人形を中心にフランス人形や市松人形などおよそ10,000体ほどが集まりました。
第37回広島お人形供養会(2018年10月20日)
秋晴れのもと、130名以上の方にご参列いただきました。朝早くからご参列いだたき、ありがとうございます。供養の人形は雛人形を中心にフランス人形や市松人形などおよそ10,000体ほどが集まりました。
第36回広島お人形供養会(2017年10月20日)
穏やかな秋晴れの中、70名以上の方にご参列いただきました。朝早くからご参列いだたき、ありがとうございます。供養の人形は雛人形を中心に五月人形や市松人形などおよそ12,000体ほどが集まりました。
第35回広島お人形供養会
暖かな秋晴れの中、80名以上の方にご参列いただきました。朝早くからご参列いだたき、ありがとうございます。供養の人形は雛人形を中心に日本人形や五月人形などおよそ15,000体ほどが集まりました。
第34回広島お人形供養会
秋晴れの中、70名ほどの方にご参列いただきました。ご参列くださいました皆様、ありがとうございます。供養の人形は雛人形を中心に日本人形やフランス人形などおよそ15,000体ほどが集まりました。
第33回広島お人形供養会
平日でしたが、100名を超える多くの方にご参列いただきました。ご参列くださいました皆様、ありがとうございます。供養の人形は雛人形を中心に日本人形や市松人形などおよそ14,000体ほどが集まりました。
第32回広島お人形供養会
あいにくの雨空でしたが、多くの方にご参列いただきました。ご参列くださいました皆様、ありがとうございます。供養の人形は12,000体ほどでした。ぬいぐるみが減り、日本人形やひな人形が中心となっていました。ひな人形も七段飾り用が多かったように思えます。
第31回広島お人形供養会
土曜のため、多くの方にご参列いただきました。ご参列くださいました皆様、ありがとうございます。供養の人形は昨年より更に増え18,000体ほどもあるかと思われます。雛人形を中心にぬいぐるみや兜、日本人形などさまざまな人形が持ち寄られました。
第30回広島お人形供養会
秋晴れの中、今回で30回を迎えた広島お人形供養会が開催されました。ここ数年の中では最も人形の数が多く、15,000体はあるのではないかと思われました。雛人形が最も多く、日本人形、市松人形と様々でしたが、毎年数個は見かける大きなぬいぐるみがほとんど無かったことが印象的でした。
第29回広島お人形供養会
広島各地から集まったおよそ8,000体ほどの人形が供養されました。今まで良く見かけていた、飾った事がないのでは?と思われるような目新しい人形はほとんど無く、長い間、大事にされてきたことがわかる人形が多かったことが印象的でした。
第28回広島お人形供養会
近年になく、多くのご参列がありました。平日にもかかわらず、ご参列ありがとうございました。他県からの供養依頼が減り、より地元中心の人形供養になってきました。ご協力感謝します。およそ1万5千体の人形が集まりました。ぬいぐるみの割合が減り、日本人形が増えたように思います。
第27回広島お人形供養会
人形供養の数が大幅に減り、およそ1万体が供養されました。以前より遠方からの申し込みが減り、地元中心のお人形供養となりました。各地域で供養に出されたのと思います。大事にされてきた人形でしょうから、やはり供養はそれぞれの地元で行い、供養に参列される方が増えてこられたのでしょう。
第26回広島お人形供養会
平成19年10月20日土曜日に開催されました。地元中心の人形供養会で、多くのご参列をいただきまして、感謝いたします。また、依頼された人形は供養されましたのでご報告の代わりとして、供養会のスナップ写真を掲載いたします。ご了承くださいませ。
第25回広島お人形供養会
平成18年10月20日に開催されました。サイトを見ての供養依頼が数多く見られました。供養会に参加する人は昨年と一転して沢山の方がご参列いただきました。
第24回広島お人形供養会
平成17年10月20日に開催されました。残念なことに供養会に参加する人がぐっと経ってしまいました。遠方・地元の方ともに人形供養の依頼が増えています。
第23回広島お人形供養会
平成16年10月20日に人形供養会が開催されましたが、この度は取材ができませんでした。そのため供養会の写真の掲載ができません。スミマセン
第22回広島お人形供養会
平成15年10月20日に開催されました。供養された人形は、去年とほぼ同じでおよそ1万2千体です。列席者の数が減ったのは残念です。
第21回広島お人形供養会
平成14年10月20日に開催され、昨年よりも供養のお人形が増えて12,000体ほど集まりました。遠方の方々からの人形供養の依頼が数多くありました。各地で催されているはずの人形供養祭ですが、それだけ浸透してないのでしょう。
第20回広島お人形供養会
平成13年10月20日に開催されました。およそ10,000体が集まりました。多くの方が参加され、住職さんのお経を聞き入っていました。
お人形供養会を主催する広島人形専門店会
たむら人形(西区観音本町)人形の和光(中区土橋町)十二段屋(中区昭和町)
広島人形専門店会の面々
広島人形専門店会は、人形供養を営利目的で行っていないことを承知してください。
人形供養は全国各地で行われています。お近くの寺院、神社でもお願いすれば、人形供養を行ってくださると思います。まずは、近くでの供養をご検討ください。