お子様の成長とお祝い事
出産祝い
お七夜(出産日から7日目)
出産の日を入れ7日目に両家のご両親などをよんで、名前をつける命名式とお祝いの膳を囲むお祝いを行います。赤ちゃんにとっては初めての慶事となる記念すべき日です。
お宮参り(生後1ヶ月)
赤ちゃんが初めて神社にお詣りして、神様のご加護のもと無事に誕生したことを感謝し、赤ちゃんの成長と健康を祈ります。慣習としては、赤ちゃんは母方から贈られた晴れ着を着て、おばあちゃんに抱かれ両親とともにお参りします。神社では参拝だけでも良いのですが、丁寧にする場合はお祓いを受けます。
お食い始め(生後100日目または、120日目)
『一生食べ物に困らないように』と親の願いを込めて祝い膳を囲み、赤ちゃんに食べさせる真似をする行事です。食器は新しいものを揃えます。お食い始め式は、一般的には男の子は全部朱塗り、女の子は黒内朱塗りのものを使います。祝い膳は一汁三菜を基本に、赤飯、鯛か鯛の身の汁、尾頭付き鯛などの焼き魚、煮物、香の物などです。
初正月(生後初めて迎えるお正月)
初正月は文字通り、赤ちゃんが初めて迎えるお正月。赤ちゃんの邪気を払って健やかな成長を祈るという願いを込め、羽子板や破魔弓を飾ります。
初節句(生後はじめて迎える節句の祝い)
赤ちゃんが生まれてから、最初に迎える節句を初節句といい、女の子は3月3日の雛祭り(桃の節句)で雛人形、男の子は5月5日の端午の節句で五月人形や鯉のぼり、武者幟を飾ります。
満1歳の祝い『餅負い』
誕生日に、祝い餅をついて負わせる儀式です。日本人にとって神聖と考えられていた餅を使い、『力餅の祝い』『立ち餅の祝い』としてお祝いをします。
七五三
男児は3歳と5歳、女児は3歳と7歳。平安時代に始まった、髪置(かみおき)の儀、着袴(ちゃっこ)の儀、帯解(おびとき)の儀がもとになっています。現在のように一般化したのは、明治以降のようです。昔からの風習では、数え年で祝うのがしきたりですが、現在では満年齢で祝うケースが多く、どちらでもかまいません。
十三参り
13歳になった女の子が虚空蔵菩薩の御誓願にあやかるため、その御縁日に智福の授与を祈ってお参りするゆかしい行事です。