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雛人形の片付け

大切な人形にしみや虫食いなどができないように上手にしまいたいものです。また、型崩れにも注意してしまいましょう。
金属部分は保存の状態がよくないと錆びますので気をつけましょう。

2、3日雨の降っていない乾いた天気のいい日を選んでしまいます。
おひなさまの場合、3月3日を過ぎるとお嫁にいきおくれるとよく言われますので、適当に日を選んでください。(いきおくれるというのは親への戒めのための迷信だと聞いたことがあります。)

最初に、はたきでしっかりとほこりを払ってください。この時、化学繊維素材の静電気毛ばたきは避けましょう。これを使うと繊維が硬いので塗りがしてあるものには細かい傷がつきます。やわらかい羽根はたきを使います。羽根はたきも羽根の折れたところがあると、そこで傷がつきますので折れた羽根は根元から引っこ抜きましょう。

しまうのに大事なことは、何度もいうようですが埃をよくとることです。こうすることで虫食いや、しみができる一番の原因を取り除きます。埃を取った後の羽根はたきは虫がつきやすいので、人形と一緒にはしまわないでください。
別にビニール袋に防虫剤をいれて、その中にでも入れておくと安心です。普段から使えばこんなことしなくても良いんですが、そうもいかない方が多いと思います。普段使う方も何かに吊るしておけば便利です。

汚れをふき取る時はやわらかい布でふきます。
塗り物には、ピアノクリーナーなどをつかって拭くと埃がつきにくくなります。乾いたティッシュや雑巾、タオルなどでは傷がつきます。セーム皮や、塗り専用のものがあれば安心ですが、そんなものない人は十分に湿らせたティッシュでも出来なくはないです。ただ、コツがいるのでおすすめできません。あくまでも、自己責任ということで。

五月人形、特に鎧兜は直接素手で触れないように手袋(軍手でも良い)をつけ、手の油がついているところはやわらかい布で拭きましょう。
その後、やわらかい布(金属部分は新聞紙でも良いです。インクの油がさびをふせぐのだそうです。)でそれぞれの部品を包みます。その時、ぎゅっと堅く包むと型崩れの原因になりますのでやわらかく包んでください。

五月人形の鍬型などの金物部分に悪がきの手の跡がぁ・・っていうときは布かティッシュで拭きましょう。
ポテチなどを食べた後の手の跡は塩分がありますので要注意。そのままだと錆びが出てきます。しっかりと、ふき取ってください。でも、鍍金がはげない程度ほどほどに。

木彫の竜頭に汚れがついたとき下手に触ると金箔がはげてしまいます。
ここは触らないのが無難です。悪さをして壊れてしまったら木彫の場合、取替えはおそらく結構高くつくでしょうから木工用ボンドでくっつけてしまいましょう。継ぎ目がぴったり合うと何事もなかったかのようになります。

それでもなにかで汚れてしまったり、壊れた場合は、買ったところに相談するのが一番です。
人形のお顔が欠けてしまったものは、お顔そのものの交換しかできません。自己責任でやっていただきたいのですが、消しゴムでも意外と汚れは落ちるものです。ただし、眉毛や生え際、化粧も一緒に消してしまうので注意してください。

話しが横にそれてしまいましたが、人形によくはたきをかけたら、おひな様のお顔はやわらかい紙(ティッシュペーパー等)で包みます。
お顔には手を触れないようにしましょう。あとのところは少々触ってもまず壊れることがありません。(木彫の手足のものはすぐ折れますので気をつけて)

ひな人形は顔を包んで箱に入れます。
人形用保存袋というのが売っているのを見たことがありますがやめたほうが無難です。保存袋に入れてからだと衣装(特に袖口や裾)の型崩れが心配です。入っていた箱に入れてください。
箱が使えなくなった場合は大きめの箱を用意し、ゆったりといれます。それから、人形が動かないように詰め物をして固定します。邪魔になるから一つの箱に無理無理詰め込んでというのも聞いたことがありますが、そんなことをすればどうなることやら。お願いですから、そんなことはしないでください。

人形には押さえていいところと悪いところがあります。
袖口のあたりや、お姫様の冠(てんがんといいます)は押さえつけてはいけません。お姫様は全体的(てんがんはのぞく)に軽く上から(横から押さえると型崩れの原因になりやすい)押さえるようにします。肩や腕のあたりはしっかり押さえても大丈夫です。

お殿様はやはり肩から腕にかけてしっかり固定します。それと、腰のあたりはほとんどのお殿様はしっかり押さえても大丈夫なはずです。移動の時に箱が傾いて中の人形が動き、袖口や裾が押さえつけられると型崩れしますので注意してください。

官女などは肩から背中が比較的丈夫なのでそこを重点に、裾が何かに当たって型崩れをおこさないよう固定してください。

ただ、わたしの知る限りの範囲なので不安を感じた場合はやんわりと固定してください。

五月人形は鎧兜は箱に入れる際に効率よくパズルのように上手に入れないと、うまく入らないものが多いので注意してください。
箱から少し飛び出て閉まりが悪い時はもう一度いれなおしてください。最初に箱から出す時にどのように入っていたかを写真や図で残しておくとわかりやすいでしょう。

説明書に書いてあるものもありますが、そういったものはそれこそ上手に入れないとおさまりませんというものが多いです。

防虫剤ですが一般的に適しているのはナフタリン系のものだそうです。違う種類の防虫製剤を一緒にいれるとしみなどの原因になりますので気をつけましょう。前回使ったのと違う種類の防虫剤を使うのもやめたほうが無難です。で、適量(多すぎるのは逆に良くない)を直接人形に触れないように置いて下さい。プラスチックや樹脂製のものに防虫剤を使うと変色や、変形、腐食が起こります。樟脳を使わないといけないものもありますので注意してください。桐箱や、人形そのものに虫除けのくすのきが使ってあるものだと、樟脳以外の防虫剤だとしみの原因になります。防虫剤の中でも無臭のものは人形に向いていないと思われます。雛人形に使用する防虫剤について

しまうところは、風通しのよい部屋の押し入れの上の段などがいいでしょう。
湿気が多いところだと、ダニが発生したり、しみができたり、五月人形ではさびが出てくることが考えられます。
洗面所の棚の上などは避けましょう。新築のマンションは全体的に湿気が多いので対策が必要です。
ゴキブリなども糊を食べにくるので注意してください。最近はあまり聞かないですが、人形の顔をねずみにかじられたという話もあります。

ほとんどやってる方はおられないと思うのですが、10月くらいのからっとした日に箱をあけて人形に風を当ててやるとよりいいです。

順序が逆になってしまいましたが、飾るところは直射日光の当たらない風通しのいいところに飾ってください。日が当たると人形の衣装などが早く劣化します。

入れる箱によって収納方は様々ですが、五人飾りの親王・官女が一緒に入るようになっている箱のしまい方をとりあえずご説明いたします。

雛人形の収納
おひめ様の後ろにお殿様を配置します。
三人官女の内立ってる二人を箱の内側に向くよう横並びで置きます。
雛人形の収納
このように立っている官女を横並びに置きます。
座ってる官女はまた後です。
雛人形の収納
こんな感じ。
雛人形の収納
おひめ様・お殿様はこのように配置します。
雛人形の収納
おひめ様・お殿様の固定用ダンボールをセットしたところです。
雛人形の収納
では、人形が動かないようにしっかり固定しましょう。
官女は一般的に肩や裾など、前面以外は程よく丈夫で型崩れしにくいのでそこらへんをしっかりと固定します。
押さえる紙はきれいで衣装にインクなどつかないような無地の紙が良いです。
ない場合は裏が白い広告の紙など使っても良いかと思います。
1、2枚ほどしわをつけたあんこを作り、それを包んで1つとします。
これの両端を後ろと前に突き刺すような感じで入れこみます。
雛人形の収納
こんな感じになれば良いかと思います。
こうして官女の両肩を固定します。
雛人形の収納
次に固定用ダンボールをセットした親王へ移りましょう。
固定用ダンボールの上に座った官女を姫側に顔を向けて座らせます。
この時、座った官女の髪が殿様の手にあたるときはその間に紙を入れて官女の髪の毛が引っかからないようにしましょう。
雛人形の収納
で、先ほどと同じようにあんこを作り今度はおひめ様の顔の前に1つと(固定用ダンボールがない場合は下まで押し込むとおひめ様の袖口がつぶれるので注意しましょう。)、官女とおひめ様の頭の間、官女とお殿様の頭の間にまた1つ、最後にお殿様の後頭部に1つです。
雛人形の収納
こんな感じになります。
雛人形の収納
全体像です。
この写真の右上には親王台、右下には官女の1人台が納まります。


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雛人形は日本の文化です - 3月3日は女の子のひな祭り(桃の節句)で、お子様の成長を喜ぶお祝い事として日本の五節供のうちのひとつとされます。とりわけ赤ちゃんが生まれてから、最初に迎える節句を初節句といい、盛大にお祝いします。雛祭りは、緋毛氈等で区切って神聖な場所を作り、そこに雛人形を飾ってお供え物をし、女の子の邪気を払って健やかに成長してほしいと願い事をする家庭で行う小さなお祭りです。また、男の子の端午の節句には五月人形や鯉のぼりを飾ります。


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