横山一彦作 名物裂糸屋輪宝手衣装の雛人形絹金包み屏風桃花親王飾り 雛人形親王飾り
龍村美術織物の名物裂を着せつけた雛人形を金屏風と巻物の前飾りと雪洞を添えます。幻想的な桃の木も特徴です。
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親王飾りの特徴 - 親王飾りは、いくつかある雛人形の飾りの形式のうち、お姫様・お殿様のふたりだけの人形に絞った飾りです。親王飾りに比べ、三段飾りは、お姫様・お殿様と三人官女が飾られ、また七段飾りはお姫様・お殿様以外にも13人の従者が飾られます。お道具も人数に比例して少なくなりますが、同じ予算のセットで比べた場合、人数や部品点数が少ない分、より手の掛かった高度な仕立てができ、高級な生地を使うことになります。飾るスペースも同じ大きさの人形を使ったセットで比較すると、間口はどれも同じですが、奥行きが三段飾りのおよそ3分の2、七段飾りと比べると、3分の1で済みます。また、収納スペースも飾るスペースに比例して小さくなります。
横山一彦作 名物裂糸屋輪宝手衣装の雛人形絹金包み屏風桃花親王飾り
お姫様はエンジ色、お殿様は灰色の衣装の親王を金屏風で縁起の良い桃と巻物とを並べた雛人形の平飾りです。
- お顔はもちろん表情の良い石膏頭です。
- この雛人形には優雅な光沢と緻密な織りが特徴の龍村裂を使用しています。
- 京都西陣 龍村美術織物 - 『蒔絵の如き、堆朱の如き、螺鈿の如き、金唐革の如き、七宝の如き、陶器の如き、乃至は竹刻金石刻の如き、種々雑多な芸術品の特色を自由自在に捉へてゐる。』かの芥川龍之介が賞嘆を寄せた龍村平蔵の織物。織物はいかに複雑に見えても経緯の糸を組み合わせ、線として存在していた糸を、ひとつの平面として構成されている。この経緯を組み合わせる技法も平織、綾織など数種にとどまります。単純、明快な原理を持つこの織物の可能性を追求し、解析し、芸術に昇華させた、初代龍村平蔵は昭和30年に日本芸術院恩賜賞を受賞、また33年には、紫綬褒賞を受けました。以来、三代にわたって古代裂、有職裂、名物裂、幡、能装束、打掛、錦帯などの研究に、不断の熱意でのぞんできた龍村美術織物です。多様な織物技術、華麗な色彩に満ちた独創的な表現成果は、まさに日本美を代表するものであり、私たちに美の貴さを教えてくれる芸術品といってもよいでしょう。
- お姫様の衣装はエンジ色、お殿様の衣装は灰色で、色合いを抑えた渋めの衣装に仕上がっています。
- 東京都伝統工芸士 横山一彦氏による着せつけです。お姫さまは裏地付き衣装で重ねのすべてを5枚合わせとしています。襟元を美しく見せるセパレートタイプ。彫りの木手を採用しています。
- 人形のサイズ - 三五親王
- 黒溜塗りの台に絹張りで品良く仕上げた四曲の屏風を置き、お人形の前には巻物と三宝、脇には桃と雪洞を並べます。
- 四曲の包み込み屏風は、金の上から絹を張り付け加工しています。
- ワイン塗木製枠の高級雪洞です。LED球を採用したお掃除の邪魔にならない人気のコードレス雪洞です。
- アートフラワーデザイナー菅間薫子先生による幻想的な桃の木を配置しました。枝ぶりを見ながら木を作るため、ひとつひとつ形が違います。桃は魔よけ・長寿の力があるとされる木で、「桃太郎伝説」も桃が邪気を払うことに由来しています。また、孫悟空は天界の不老不死の桃を食べて、追放されたといわれています。そんな縁起の良い桃を雛人形の飾りに使いました。
- 木製白木の高級感溢れるお道具です。菱餅のかわりに、将来、しっかりお勉強してくれるように巻物としました(笑。
- お道具や持ち物などすべて別々になっており、お子様と飾り付けが楽しめる非固定式です。
- サイズ - 約間口75×奥行き40×高さ45cm
- 品番 - 3m35tatumura75v11kodai
雛人形は日本の文化です - 3月3日は女の子のひな祭り(桃の節句)で、お子様の成長を喜ぶお祝い事として日本の五節供のうちのひとつとされます。とりわけ赤ちゃんが生まれてから、最初に迎える節句を初節句といい、盛大にお祝いします。雛祭りは、緋毛氈等で区切って神聖な場所を作り、そこに雛人形を飾ってお供え物をし、女の子の邪気を払って健やかに成長してほしいと願い事をする家庭で行う小さなお祭りです。また、男の子の端午の節句には五月人形や鯉のぼりを飾ります。