兜の飾り方 五月人形
ここでは五月人形の一般的な兜の飾り方を写真付きで説明します。
兜の飾り方といっても簡単なので、すぐわかると思いますがいちおう書いときます。しまうときは、逆をすれば良いので参考にしてください。
櫃を開けて中身を確認してみましょう。ものによっては、櫃の中で布に包まれていたり、紙に包まれています。当然、剥き出しのまま入っているものもあります。
雄山のこの兜は、布に包まれていて吹き返しが紙に包まれ、兜自体ビニールの袋に入っています。輸送の際、何かとこすれていたむのを防ぐためです。
櫃から出してみましょう。このような感じで兜が入っています。吹き返しの金具はよく他とこすれるので紙でくるんであります。
また、兜の下にも紙が入っています。これは、べたに置いたときに裏側の小札の角がよくこすれて傷みやすいので、その保護のためです。
しまうときは同じようにしまいましょう。
部品を櫃から全部出してみました。
兜本体と、鍬形、作札、兜台、袱紗があります。種類によって、部品点数が多かったり、少なかったりするのですが、標準的なものはこんなものです。
この兜もそうですが伊達正宗の兜など、竜頭のないものも最近は多いですし、他の部品がついているものもあります。
では、飾っていきましょう。金具のついている方向に注意して(金具がついていないものもあります)、正面前よりに兜台をおきます。
その上に袱紗をかぶせます。雄山の袱紗には雄山作と書いてあるものがほとんどですので、書いてあるほうを前に向けての設置です。
次に、兜に鍬形をはめ込みます。
その前に竜頭のついている兜は先に竜頭を取り付けましょう。鍬形をはめてからですと、竜頭がはめ込みにくくなります。
この兜は竜頭のない型ですので、すぐに鍬形へいきます。
この時、なるべく手袋か軍手でもはめてください。兜や鎧に使われている金具は非常に錆びやすいのです。手の汗などがのこり錆びないとも限りません。
片方ずつ慎重に差し込みましょう。
反対向きに差し込まないように注意してください。
両方の鍬形を差し込むことができたら、早速、さっきの兜台の上にのせましょう。
以上で出来上がりです。どうです?簡単だったでしょう。
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五月人形は日本の文化です - 日本では季節の変わり目の祝祭日のことを節日といい、お供え物をしたり行事を行って祝ってきたという歴史があります。この節日の供え物『節供』という言葉が、節日そのものを指すようになって『節句』という言葉になったともいわれています。その五節供のうちのひとつ端午の節句は、男の子の節供として内には五月人形を飾り、外には鯉のぼりや五月幟をたて、お子様の成長を喜ぶお祝いの行事として生活に定着しています。とりわけお子様がはじめて迎える節句を初節句といい盛大にお祝いします。また、女の子の初節句は、雛人形を飾ってお祝いします。