ひな人形の衣装について
ひな人形は平安時代の宮廷の衣装をお手本として作られている場合が多いです。
ひな人形職人としては本物の宮廷装束のミニチュアをひな人形に着せ付けるのを理想とするでしょう。しかしそうすれば、すばらしく費用と手間がかかるため、ひな人形として一般のご家庭に赤ちゃんのために飾るものとしては不向きになります。
つまり、ひな人形の衣裳は『本物の宮廷装束』から、どれくらい手を省き仕立てたかで値段が変わってきます。ですから、本物の宮廷装束とはどんなものかという知識が少しでもあれば実際に目にした時に、多少なりとも価格の違いというのが理解できるのではないでしょうか。
ということで、とりあえず引用して下に書きます!
ひな人形のお姫様に表される装束【裳唐衣(もからぎぬ)】
ひな人形のお姫様に表される装束は『小袖(こそで)』と呼ばれる肌着にあたるものを2~3枚、そして『長袴(ながばかま)』を身につけます。その後、『単(ひとえ)』、『五衣(いつつぎぬ)』と呼ばれる、季節の移ろいなどを表した色目の重ねを身につけた後、『唐衣(からぎぬ)』『裳(も)』を着せ付けて『十二単』となります。
ひな人形のお殿様に表される装束【束帯(そくたい)】
宮廷の男子の正装として規定されている装束です。唐の時代の中国で用いられていた『胡服』という装束が日本に伝来し発達したものとされています。
束帯装束の特徴として、『表袴(うえのはかま)』と『しとうず』があります。『表袴』とは、表に白地、裏は紅染めの平絹で仕立てられた袴を指します。『しとうず』とはつま先の割れていない足袋で、現在の靴下のようなものです。
雛人形の選び方
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- ひな人形のここで価格の差ができる:お雛さまのお顔
- ひな人形のここで価格の差ができる:お姫様の袖
- ひな人形のここで価格の差ができる:お姫様の襟元
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雛人形は日本の文化です - 3月3日は女の子のひな祭り(桃の節句)で、お子様の成長を喜ぶお祝い事として日本の五節供のうちのひとつとされます。とりわけ赤ちゃんが生まれてから、最初に迎える節句を初節句といい、盛大にお祝いします。雛祭りは、緋毛氈等で区切って神聖な場所を作り、そこに雛人形を飾ってお供え物をし、女の子の邪気を払って健やかに成長してほしいと願い事をする家庭で行う小さなお祭りです。また、男の子の端午の節句には五月人形や鯉のぼりを飾ります。