これ有名作家?作札あれこれ ひな人形のここで価格の差ができる~雛人形の選び方
ここでは、ひな人形飾りに必ずといっていいほど付いている作札(さくふだ)について述べます。
ひな人形の作札は実際の仕様と違うことや、まぎらわしい言葉、消費者の誤解を招きかねない表現が使われ記されている場合があります。
消費者のみなさまは
ご注意ください。
これは、作札とは呼べないかもしれませんが、人形に使われた生地についての説明書きがしてあります。(人形についています)
この生地です。
ゴブラン織というものだそうです。
これもまた生地について説明が書いてありますが、不許複製転載とありますので文章にはモザイクをかけました。
もしかして生地がいけないのかな?
その場合はお教えください。
即刻、削除いたします。
この生地が貼り付けてあります。
きれいです。
織が細かく最上の絹を使用しているのだと聞いたことがあります。
柄そのものの説明は書いたらまずいと思いますので控えさせていただきます。
次は色紙が人形についていましたので、これも載せます。
この人形はこんな生地を使っています。
細かい刺繍です。
あれこれ作札以外にも説明をつけてその商品をアピールするためにあります。
いわば作札以上にその商品のことがわかるようになっています。
それではいよいよ作札について説明します。
有名どころからしましょう。
京都の伝統工芸士の清甫のおひなについている作札です。
伝統工芸士の赤文字が目立ちます。
京頭 瑞馨(すいけい)とあります。
これは頭(かしら)に藤澤瑞馨のかしらを使用していることをしまします。
着せ付けが清甫です。
左上の黄色い丸は清甫作ですという証のシールです。
正絹の生地を使っているので赤く最初に書いてあります。
ですがすべての布が正絹であるとはわかりません。
衣裳(一番上の着物)には龍村(たつむら)が使われているのでこれは正絹です。
ちなみに、ここ(祥翠作)の人形とはまったく関係のない話ですが、
ごく一部(たとえば紐一本でも!)正絹を使っていれば同じように正絹と書いてあったのを過去に見たことがあります。
そんなのはインチキだとお思いでしょうが、つくる人(メーカー)は「確かに(一部)正絹を使ってつくっています」といって、括弧を口に出さなければうそではありません。
どれだけ正絹を使っているのかは関係ないのです。
こんなことがあたりまえのように通る?(通っていた)世界も怖いですね。
中国製のひな人形でさえも○●作(←それらしい名前)という作札が、当然ついていますので、日本らしい作号が書いてあるからといって日本製のひな人形とは限りません。
※作札やパッケージに記載してある最高級や極上の文字や文句は、これといってアピールする特徴の無い無難な商品に大して表示記載される場合が多いです。
次は・・・ひな人形のここで価格の差ができる:番外★こだわる職人はここまでこだわる
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雛人形は日本の文化です - 3月3日は女の子のひな祭り(桃の節句)で、お子様の成長を喜ぶお祝い事として日本の五節供のうちのひとつとされます。とりわけ赤ちゃんが生まれてから、最初に迎える節句を初節句といい、盛大にお祝いします。雛祭りは、緋毛氈等で区切って神聖な場所を作り、そこに雛人形を飾ってお供え物をし、女の子の邪気を払って健やかに成長してほしいと願い事をする家庭で行う小さなお祭りです。また、男の子の端午の節句には五月人形や鯉のぼりを飾ります。