お姫様の襟元 ひな人形のここで価格の差ができる~雛人形の選び方
次はおひめ様の襟元を見てみましょう。
ここでも、仕立てがわかります。
えっとその前におひな様の衣装の着せ方を簡単に言いますと、多くのものが腰から上と下に分かれた着物を作ってそれを別々に着せ付けています。
そうすると人形の襟元が全部合わせられてきれいに見えるからです。
では、そういうことを踏まえた上で説明します。
きれいな襟のあわせですね。
あれ?
ですが、袖と比べてみて見ると・・・。
袖にはきちんと裏地がつけてあるのに襟には裏地がないんです。
これは明らかに簡略化しています。
こちらも襟元は折り返しで作っています。
袖口は裏地付だったのに。
こちらは十二単の衣装を着たものです。
襟元もかなりの厚さがでています。
裏地はついていませんっていうかこれにつけたらすごい厚みになるんでしょうね。(笑)
これを見てください。
襟の合わせた着物1枚、1枚にオレンジ色の裏地がついています。
まあ、裏地のつけ方はいかにもつけてますって裏生地を少しだけ出して目立つようにしています。
こうすると、より沢山着ているようにもみえます。
この着せ方は、いままで載せたものと襟元がだいぶ違います。
どう違うのでしょう?
白い着物が他のと違って沢山出ています。
なぜかというと普通は合わさっている色付の着物が下のほうに合わさらずに下まで下りています。
そうです。
これは上下別々の着物を着せているのではなく一枚の着物として作ったものを重ねて着せているからなのです。
そのため、着物を人形の膝元でまた左右に分けるためには襟元がこうなるのだそうです。
襟元がこうなっている人形のほとんどは一枚のきちんとした形の着物を重ねてきている作りをしています。
あった、ありました。
十二単を着ているもので襟元まで裏地付のものです。
袖も当然、十二単裏地付です。
こんなに襟元が大きくなるんですね。(笑)
参考までに。
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雛人形は日本の文化です - 3月3日は女の子のひな祭り(桃の節句)で、お子様の成長を喜ぶお祝い事として日本の五節供のうちのひとつとされます。とりわけ赤ちゃんが生まれてから、最初に迎える節句を初節句といい、盛大にお祝いします。雛祭りは、緋毛氈等で区切って神聖な場所を作り、そこに雛人形を飾ってお供え物をし、女の子の邪気を払って健やかに成長してほしいと願い事をする家庭で行う小さなお祭りです。また、男の子の端午の節句には五月人形や鯉のぼりを飾ります。