お雛さまのお顔 ひな人形のここで価格の差ができる~雛人形の選び方
お雛さまのお顔
お雛さまには、様々なお顔があります。
いろいろ写真をとって並べてみました。
写真の腕が良くないせいで(笑)、実物とは見え方がだいぶ違うようです。
スミマセン。
こうやって写真で見るとすごくよく見えるお雛さまのお顔もありますし、逆に実物の良さが伝わってこないお雛さまのお顔もあります。
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平成19年大量追加
かしら(お雛さまのお顔のこと)でも、有名な方の作品になりますとギョッとする値段になります。
当然、いい(といわれる)お雛さまのお顔(かしら)ですと、それなりの胴体(衣装・着せ付け)のものにつけてあるからです。
最初に書くことべき事なのですが、お雛さまのお顔(かしら)と胴体(衣装の着付け)は別々のところで別の方が造っているのをご存知ですか。
そうなのです。
飾りの屏風や雪洞、嫁入り道具、人形の持ち物に至るまで、それぞれのものを専門の人がいろんなところで作っています。
屏風専門に作る屏風屋さんもありますし、雪洞専門で作る雪洞屋さんもあります。
ですので、お雛さまのお顔(かしら)もそれ専門で作る人・会社がいますし、胴体の着せ付けを専門でする人・会社(普通はこの名前が人形の作名となります)もいます。
中には人形の製造元より小売店の名前の方が有名で、製造もとの作名より、○△×監修として小売店のブランドで売っているところもあります。
他に小売店や卸屋さんのオリジナルブランドで○×作として出しているところが、今は多いのではないでしょうか。
話しが別の方向に進んでしまったのでここらへんで、元に戻しましょう。
上の写真で一番有名というか値段の高いお雛さまのお顔(かしら)は何番だと思われますか?(1~12のなかで。13以降は後から追加しました)
答えは11です。
意外でしょう。
写真写りが悪いというのはこのことですね。(笑)
この作は川瀬 健山といって、人形のかしらでいえば高級品です。
しかし、今風の美形顔と違ってとっつきにくいものがあります。
若い世代の方には受け入れられにくいお顔をしています。
いわゆる昔の平安顔です。
しかし、このお顔は見れば見るほど、味があります。
よく、永く見てても飽きない顔という表現をします。
最初にお目にかかった時は、驚きましたが(いろんな意味で)いまではこのお顔の上品さというか高貴さがなんとなくわかります。
いまどきの美人としてもてはやされるのが6です。
3もなかなか上品な顔をしていますので人気はあります。
好き嫌いが人それぞれですのでどれもじっくり眺めてみることが重要です。
最近は、勉強不足なだけかもしれませんが、聞いたことのないようなお顔(かしら)の作名を作札に書いてあるものも見たことがあります。
この方も有名な人ですっていって売るんだろうなと思います。
それなりの戦略ともいえなくないですが感心しません。
一般に京物の人形は高いといわれますが、昔では考えられないくらい手を抜いたというか、省略した造りの人形も出まわっているみたいです。
やはり、相応の知識を身につければそれなりに商品のことがわかるようになりますのでここで学んでいってください。(笑)
2004.01.27頭(かしら)追加15
川瀬猪山入荷したので写真をとりました。
おぼこです。
こどもをモデルとしています。
愛らしいお雛さまです。
いつ見てもわが子の小さいときを思い出し、見る人を和やかにさせてくれるそんなお顔(かしら)です。
これは、第一人者といわれる猪山しかできない顔でしょう。
お雛さまのお顔(かしら)は、値段が高い高級品といわれるのが猪山や瑞馨、健山といわれています。
これらのかしらがついている場合は、作札にお雛さまのお顔(かしら)の作者名も一緒に書いてあります(ほとんどの場合)。
それ以外のお顔(かしら)は、値段がぐっと下がります。
量産品になるからです。
その場合、作札には着せ付けの商標名しか書いてない場合がほとんどです。
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子どもの好奇心を閉じ込める、「さわっちゃダメ。」の言葉は、控えませんか。 おひなさまは触ってこその楽しさです。 よく手を洗ってから(大人は手袋つけて♪)一緒に組み立てることからはじめてください。 壊れたら修理もできますし、そのまま思い出としてとっておくのも良いのではないでしょうか? |
入荷・販売開始情報はfacebookとtwitterでお知らせします。
雛人形は日本の文化です - 3月3日は女の子のひな祭り(桃の節句)で、お子様の成長を喜ぶお祝い事として日本の五節供のうちのひとつとされます。とりわけ赤ちゃんが生まれてから、最初に迎える節句を初節句といい、盛大にお祝いします。雛祭りは、緋毛氈等で区切って神聖な場所を作り、そこに雛人形を飾ってお供え物をし、女の子の邪気を払って健やかに成長してほしいと願い事をする家庭で行う小さなお祭りです。また、男の子の端午の節句には五月人形や鯉のぼりを飾ります。