源氏八領の源太産衣を再現した紫匂威しの兜二曲屏風飾り 雄山作 五月人形
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折り返しの無い矧ぎ合わせ鉢、鍬形など平安時代の兜を考証し、源太産衣を1/4サイズで再現しました。手漉き和紙の自然味あふれる二曲の屏風と組み合わせた五月人形です。
ちょっと気になる存在。弓太刀はこれ!
一本矢の弓、銀太刀とシンプルでさりげなく上品な構成にしました。木製弓に籐を巻いた本格的な弓で、矢じりはアンチモニウム合金製。羽根はガチョウの羽根だとか。台座は木質MDF素材に黒のウレタン塗装で、非常に美しく仕上げてあります。弓だけではありません。本当の自慢は刀身のそり。日本の美がここにもあります。もちろん抜けます(切れませんが鋭利な部分もありますのでご注意ください)。刀身は亜鉛ダイキャスト、磨いてニッケルメッキで仕上げます。金色の装飾金具は24金鍍金(24k)。鞘はアルミニウム。一般的な弓太刀では矢尻や太刀の柄の部分など多くの部分にプラスチックが使われますが、この弓太刀はプラスチックを一切使用していません。職人こだわりの弓太刀です。日本製の高品質品です。
↑『刀を造ることが仕事』、『弓も刀もそりとその角度が大事、これこそがこだわりどころ』と熱っぽく語る職人。
源氏八領の源太産衣を再現した紫匂威しの兜二曲屏風飾り
- 素材が違うやわらか~い極上正絹糸威
- 源氏八領の代表である源太の産衣を再現してもらいました。
- 時代考証として、まず、合わせ鉢を平安時代のつくりにあわせ、五月人形では一般的な、折り返しのある合わせ鉢でなく、三角の板を矧ぎ合わせたタイプとしました。
- また、鍬形も一般的な、太鍬形、長鍬形でなく、当時に使われていたそりの無い、細く長い鍬形とし、鍬形台に獅子の飾り、共吹き返しとしました。
- 吹き返しには、鹿皮に漆で模様を描いた印伝を使用しています。
- 源太産衣とは、源氏に代々伝わる武具の中で、とくに秘蔵の重宝で、源氏嫡流が受け継いできたといわれています。八幡太郎義家(源頼義の長男で、『天下第一武勇の士』と賞讃された伝説的な武士です)が二歳の時、院よりお呼びがかかり、急いで鎧を威したといいます。そのときに造られたのがこの鎧で、幼名が源太であったことから、『源太産衣』と名付けられました。平治の乱では源頼朝が着用したと伝えられています。
- 源太の産衣は紫匂威し。紫匂威しとは藤の花の咲きかける様を鎧兜を威した(編んで組みあげるという表現に近いです)ことで、上から濃い紫、下がるにしたがって、薄くなっていく色合いを指します。当時の武将は、鎧が晴れ着であったため、このように美しく着飾ったことが思い浮かばれます。
- 弓太刀には『刀』ではなく当然、『太刀』を合わせています。平安時代は、弓が主体の戦が行われ、馬上での弓の打ち合いの補助として、切るより突くための武器として太刀が存在していました。馬上で扱うため、刃を下に向けて腰につるし(太刀は佩くといいます)、抜きやすいよう反りが強く長くつくられていました。また、儀式の道具として使われたり、公の場に出るときの正装として身につけられたものです。徒歩集団戦を前提に作られた打ち刀の登場は、ず~っと後の安土桃山時代頃から(室町末期)なのです。弓は籐巻き一本矢。シンプルにスマートに、上質を組み合わせました。
- 引き立て役の屏風には、プロの職人による手漉き和紙をチョイスしました。ひとつひとつ模様の出方が違うのは、手造りの証。プリント物ではありません。黒塗り枠の素材には秋田杉を採用。温かみの感じられる素材です。二曲屏風ですので同じ五月人形を使った四曲タイプと比べ、迫力そのまま、間口を抑えた省スペースが嬉しいセットです。
- 収納で一番かさばるのは、飾り台。見た目は豪華そのままに収納に便利な厚さ2.5cmの薄型飾り台をセットしました。厚さがわずかですから収納もかさばりません!これ以上、見た目と収納サイズを両立させる飾り台は他に見当たりません。木質MDF製素材に、高級ウレタン塗装を施しています。畳仕上げなので、高級感倍増です♪
- 木質MDF製高級ウレタン塗装仕上げ - 乾燥による反りがなく、塗りにとっても適し、塗りが非常に美しく仕上がる木質MDFを素材に採用しました。これに高級国産塗料を、なんと7回も重ね塗りすることによって強度と深みのある色を出しました。すぐにキズが沢山入ってしまうのは、どこぞの安い塗料を使用するか、塗りの回数が少ないため。数年後に困りそうな手を抜いた仕上げのものは避けたいですね。また、素材は湿度による伸び縮みが少なく、素材の収縮による塗りのひび割れを起こしにくいのも特徴です。
- 飾りサイズ - 約間口69×奥行45×高さ71(cm)
- 兜製作 - 鈴甲子雄山工房
- 兜本体サイズ(兜櫃含む) - ※1/4縮尺サイズ(着用できません)
子どもの好奇心を閉じ込める、「さわっちゃダメ。」の言葉は、控えませんか?
触ってこその楽しさです。
よく手を洗ってから(大人は手袋つけて)一緒に組み立てることからはじめてください。
壊れたら修理もできますし、そのまま思い出としてとっておくのも、また、ひとつの記念となります。
男の子の五月人形の楽しみ方を参考にしてください♪
五月人形は日本の文化です - 日本では季節の変わり目の祝祭日のことを節日といい、お供え物をしたり行事を行って祝ってきたという歴史があります。この節日の供え物『節供』という言葉が、節日そのものを指すようになって『節句』という言葉になったともいわれています。その五節供のうちのひとつ端午の節句は、男の子の節供として内には五月人形を飾り、外には鯉のぼりや五月幟をたて、お子様の成長を喜ぶお祝いの行事として生活に定着しています。とりわけお子様がはじめて迎える節句を初節句といい盛大にお祝いします。また、女の子の初節句は、雛人形を飾ってお祝いします。