国宝模写2/5本小札一閑張り竹雀之兜収納飾り 雄山作 五月人形
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奈良春日大社所蔵の国宝兜である赤糸竹雀兜を再現しました。美しい金物細工がふんだんに使われています。先代の雄山3代目に特別に製作してもらった本小札を使用した特注品です。
国宝模写2/5本小札一閑張り竹雀之兜収納飾り
- 造ったのは、鎧兜を造ること52年、3代目(先代)雄山その人です。特注品の一品ものです。
- 鎌倉時代後期につくられたとされる国宝奈良春日大社所蔵『赤糸威大鎧』の竹雀の兜を本小札一閑張りという技法で再現。そのしころは、和紙の札を一枚一枚並べてつなぎ、胡粉下地を施した後、黒塗りを行う大変手間隙のかかる本格的なつくりをしています。
- 兜鉢を装飾する六方白矧ぎ合わせ・竹雀金物など、現存する中では最も美しいといわれる赤糸竹雀の兜を再現しております。
- 鍬形は真鍮製24金メッキ
- 赤糸の極上正絹糸を使用し、小札を威しています。
- 三角の鉄板で片側を強度を高めるために折り返し、それ何枚も並べて鋲で留め、円球の鉢をつくりあげる梯形鉄板矧合わせ兜鉢で造りました。
- 星打兜(黒星を使用しています)
- 鉢裏は本皮使用。
- しころの威しには一部皮紐を使用しています。
- 総裾金物仕立てです。しころの裾の全体に金物が施され、また吹き返し、眉差し、鍬形台、兜鉢の六方といたるところに豪華な飾り裾金物が多数取り付けられています。金物は真鍮製24金鍍金。
- 兜サイズ - 5分の2縮尺相当、左右しころからしころまでの幅32cm
- 兜製作 - 鈴甲子雄山工房
- 飾り台に兜を収納し、屏風と共にひとつのダンボールへ収めるタイプです(屏風は飾り台の中には入りません)。
- 台と屏風の主要素材は桐で、焼桐加工をしています。取り扱いのしやすい軽さです。
- 飾りサイズ - 約間口43×奥行き31×高さ63cm
ちょうど展示会に行ったときに、3代目雄山が趣味の兜製作をされていたので、カメラに収めました。残念ながら、この兜を作っている場面ではありません。展示会後に発注しましたから。。。
この兜の部品です。強度を高めるために端の片側を折り返した三角の鉄板です。組み立て・塗装前です。
こちらは上から撮ったところです。兜の頭の部分を兜鉢といいますが、これだけの鉄板を星を打ち込んで組みあげます。左上に見えるのが鉢を装飾する金物です。
この兜の本小札一閑張りのしころを威したところです。上中央に見えるのが組みあがった鉢です。
大きさ比較と解説です。MONO消しゴムと比べてみました。なにかっていいますと、消しゴム横の茶色い切れ端が、小札の元で、紙で造ってあります。これを半分ずつ重ねて並べ、穴を開けて、糸で針金に縛ります。それが真ん中。その後、胡粉を下地として、黒塗りを施し、本小札のしころが完成します。昔の鎧兜(大鎧)はこのようにして作っていました。半分ずつ並べることで小札がどこも2枚重なっていることになります。また、一枚の長い板でなく小さな小札を重ねることで柔軟性がある丈夫な防具となっているのです。
屏風には透かし彫りの鷹と松。飾り台の正面には虎と竹です。写真は屏風の向かって右側の鷹の透かし彫りアップと、台正面向かって左側の虎の透かし彫りをアップで撮りました。
子どもの好奇心を閉じ込める、「さわっちゃダメ。」の言葉は、控えませんか?
触ってこその楽しさです。
よく手を洗ってから(大人は手袋つけて)一緒に組み立てることからはじめてください。
壊れたら修理もできますし、そのまま思い出としてとっておくのも、また、ひとつの記念となります。
男の子の五月人形の楽しみ方を参考にしてください♪
五月人形は日本の文化です - 日本では季節の変わり目の祝祭日のことを節日といい、お供え物をしたり行事を行って祝ってきたという歴史があります。この節日の供え物『節供』という言葉が、節日そのものを指すようになって『節句』という言葉になったともいわれています。その五節供のうちのひとつ端午の節句は、男の子の節供として内には五月人形を飾り、外には鯉のぼりや五月幟をたて、お子様の成長を喜ぶお祝いの行事として生活に定着しています。とりわけお子様がはじめて迎える節句を初節句といい盛大にお祝いします。また、女の子の初節句は、雛人形を飾ってお祝いします。